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ほとんど更新しない備忘録ブログ

FRENZ 2023 全通レポ

こんにちは。

今年も映像上映イベントFRENZに参加&出展してきましたので、記憶が鮮明なうちに当時感じたことなどを記録いたします。尚、昨年同様、個人名を割と遠慮なく出していきますがご了承ください。(全体的に「とある人が」「某氏が」ばっかりになっちゃうと意味不明な記事になってしまうため。)

昨年の記事はこちらです。一年越しに読んでみたら端的に当時の記憶や感情がまとめられていて、去年の自分はいい仕事をしたなと自画自賛しております。

なお、この記事はあくまでイベントの雰囲気や体験についての記録であり、上映作品自体の感想は5時間かけて84yenと全作品とも語り尽くしましたのでそちらをご覧ください。それにしても、5時間は流石に物理的な限界を感じる。来年はやらないかもしれないし、やるにしても何らか工夫しないと無理だと思います。

 

イベント当日まで

当たり前のことといえば当たり前なのですが、かれこれずっと締め切りを守っています。なので、近年の自分は最終提出してからイベント当日までには1,2週間ほどの余白期間があり、僕はだいたいその期間を活用して「制作中に我慢していたことを解放するフェーズ」に使っています。

今年で言えば、髪をなかなか切りに行けてなかったので散髪のついでにヘッドスパまでお願いしたり、歯医者で歯科検診を受けて虫歯ゼロにテンション上がったり、ぽこピー展へ遊びに行ってモチベを貰ったりしてました。あと、本業のほうでトラブルが発生して久しぶりに徹夜対応になってしまい、割とそれも堪えました…。週末に楽しみが控えていたからなんとか精神を保てましたが、楽しいイベント直前にラスボスのような形で勝手に立ちはだかってくるのは本当に勘弁願いたかったです。

 

一日目

 前日、ぬるてまと覇王樹の三人でDiscord繋ぎながらスマブラSPのネット対戦をやって、3時くらいに就寝、8時に起床。なんか去年も似たような感じでした。何の準備もしていなかったので、チケットの確認や名刺の用意など慌ただしく場当たり的に身支度。毎度のことながら、開場時間ではなく開演時間を到着目安にして出発するのが良くない。人身事故による電車遅延も相まって、今年は本当にオープニングに間に合わない可能性がありました。危なかったです…

 

一昼

・なんとか開演の5分前に到着。入り口にはすっかり誰もおらず、例によって直接二階席へ。二階席は「スピーカーが背面にしか存在しない」「画面にデカデカと手すりが被る」「そもそも舞台が直接見えない」等の劣悪な理由によってオフィシャルには席としてカウントされていないっぽいのですが、僕らのような古参は新規ファンに良い席を譲るため積極的に2階席へ行くのです。涙ぐましい。

・そうは言ってもメリットもあって、何より「ギリギリに入場しても必ず席が空いている」というのが最高。今回も電車遅延で大遅刻カマしたけど全く問題になりませんでした。あと空間が閉鎖的だから知らない人と話したくないコミュ障にはピッタリというメリットもある。2階席には84yen、misokabocha、覇王樹、杉本君がいて、後から運営側のyama_koさんも上がってきました。まあ、いつものメンツですね。

・開演後の直感的な印象ですが、今年のFRENZは大人しい気がしました。ジングルとともに次に上映される作家名が画面に映る時なんかは、人気作家ならそれだけで大盛りあがりだったものですが、今年はFRENZ界隈で爆裂人気な杉本君の時でさえ一部の席から「おお~!」と若干聞こえた程度だったのは割りと衝撃的でした。

・思うに、好き勝手に大声を出しながら鑑賞していたのは2019年以来のことだったので、4年ぶりの発声解禁に全員が「探り探り」だったのかなというのが一点。また、そもそも今年初めてイベントに足を運んだ方が半分弱くらいいらっしゃったようなので、単に雰囲気が掴めていないのもあったかなと思いました。

・主催の前田地生氏より、FRENZへ取材に来ている記者の方をご紹介いただきました。で、その方がえいりな刃物さんの「死神」も取材された方らしくて、たまたま84yenと二人で居合わせたところ「死神の登場人物のモデルになったとのことで、お二人の写真を撮らせていただいてもよろしいでしょうか?」と聞かれたのですが、僕はあろうことか「ネットに公開さえしなければ…」と回答してしまい、何もかも間違えました。(ネットの記者がネット非公開用に写真欲しがるわけねーだろ)許してくれ…

 

一夜

・昨年はタイミングを逃してしまった「座敷席でフードを食す」という実績を解除しました!座敷ブースからFRENZを楽しんだのは2012以来のことでして、実に11年ぶり…。座敷席は会場の最奥部にあるのですが、ここから眺めるFRENZも格別でした。まず、観客席がめっちゃ近くて「一緒に見てる」って感覚がすごい!閉鎖的な二階席とは真逆でした。今後もちょいちょい、ここで観たいな~。

・パスタも美味しうございました。

・ちなみに座敷席には間食のために数回ほど訪れたのですが、名札もシンボル的なものも身に着けていないにも関わらず「ねがくずさんですよね?いつも応援してます!」的な感じで、その都度必ず誰かしらが声をかけてくださりまして大変嬉しかったです。

・フィンダーおじさんグッズを身に着けて来場されている方も、昨年同様に多数お見かけしてありがたかったです。まるでフィンおじのフェスみたい!当日に現場で物販があるわけでもないのに、あんなに沢山の方々が自宅から準備してきてくれている事実…震える!

・なんかもう近年のFRENZにおいては、毎回すべてのコミュニケーションを放棄して二階席に引きこもってばかりなので申し訳ない限りです。ただ、声をかけていただく分にはめちゃくちゃ嬉しいので、本当にありがとうございます。

・二回目か三回目あたりの座敷利用時、カレーを注文したばっかりに周囲へカレーの匂いを拡散してしまって申し訳ない気持ちになりました。しかもその時に限って相席になった方が綺麗な女性の方だったので、普段なら超ラッキー!!!!!なんですけど、この時ばかりは「そこはおじさんが来てくれよ!!」と思いました。(何?この話)

・二階席で覇王樹が「今年も84yenと打ち上げ配信するらしいけど、84yenはオープニング制作者だからFRENZスタッフ打ち上げとダブルブッキングになるのでは?」と非常に真っ当な指摘をしてくれました。それに対して84yenは「打ち上げなんて聞いてないし、もしあったとしても何とかするから大丈夫!」と言っており、それを受けてその日の夜に告知ツイートをしたところ、案の定打ち上げがダブルブッキングして84yenが狼狽していました。

この一連の行動を垣間見て、彼が普段どうやって社会人としてやっていけてるのか若干不安になりましたが、恐らくあの日は数多の映像作品を一日で浴びすぎた結果、左脳が一時的に焼死してたんだと思われます。仕方ないね。結局FRENZ公式側の打ち上げが一週間リスケされることで事なきを得たようで、ガチの「前田地生許してくれ」事案が発生したこととなります。まあ、今回さすがに僕は何も悪くない。84yenが全部悪い。ただ、そんな彼の作品は本当にすごいので是非観てください。もう20回くらい見直してます。

・この日はたまたまTwilight_ksさんと一緒に二人で帰ることが出来て嬉しかったです。2022年が不参加だっただけに、2023年の出展者一覧に彼の名前が掲載されていたことへの喜びたるや格別でした。作品も相変わらず良かった……御本人の論理的かつ精緻な作り込みとは裏腹に、僕としては「男の子ゴコロ、くすぐられる~~~!!!!!」というバカの感想しか出てこないのが申し訳ないのですが、本当にいつもそう思ってます。

二日目

睡眠があまりにもヘタクソすぎて、目覚ましセットせずに大量に寝てやろうと思っていたのに5時間で起床。のそのそと出かける準備。イベント開始は18時頃だが、84yenと覇王樹と3人で昼飯を食う約束だったので、明るいうちからさっさと出発。「天下一品で満腹になってから、テルマー湯の岩盤浴で自律神経を整える」という毎年の黄金コースを今年も断行しました。

 

 

二夜

・二階席で「あ、そうか!僕の作品流れるのか!」と自覚しました。隣りに座ってた覇王樹に「当たり前やろ!」と笑われたが、今思うに当日この場になってようやくその実感が湧くという距離感は僕にとって非常に適切だと感じます。

・僕の今年のFRENZに対するテーマは「楽しむこと」でした。このイベントに出展するクリエイター達は口を揃えて言うんです。誰かを刺しにきた、戦いを挑みにきた、と。僕も昔はまさしくそういう気概でイベントに臨み続けてきたのですが、こんなに楽しいイベントを前に、まるで戦場へ赴くような心持ちで肩肘張ってしまうのは勿体ない。だから今年こそ楽しむことを第一に据えました。

・故に、こんな今更なタイミングで「僕の作品流れるのか!」と自覚したのは、裏を返せば「自分の作品が上映されること」に対して無意識的にそこまで重きを置いていない証左になってるのではないかと思いました。もっと平たく言えば、「作品をお披露目する」という自分本意な一点よりも「たくさんの新作映像を鑑賞できる」というイベント全体に対してちゃんとワクワク出来ていることが嬉しかったです。(13回目でようやく得た境地)

・結果的に自分の作品は最後から三番目に上映されまして、かなり終盤だったが故に結局長い間緊張状態が続きました。でもこの緊張状態、嫌いじゃないんですよね~~~~~~。味わわないことには理解いただけないと思いますが、あの心臓が暴れる感じも、胃がキュッとなる感じも、不思議と嫌いじゃないのです!終盤で流れるの最高~!ありがとう前田地生!

・ということで、昨年の「渾身の一撃をお見舞いする」というテーマとは一転して今年は「会場全員をニッコニコにする」だったわけですが、その目的は見事達成しました。嬉しかった~~~!特に印象的なのは、舞台袖で司会のやんわりがもうめちゃくちゃ笑ってるんですよ。今年一番記憶に残ってるの、上映中のやんわりの顔かもしれません。ありがとう!!!壇上で髪の毛青いのネタにしてごめん!似合ってるよ!

・そんなこんなで無事上映され、満足気にヘラヘラしてたら最後に「お前は本当にそれだけでいいのか?」と問いかけてくるような爆弾が投下されました。熊谷芙美子さんっていう方の作品なんですけど………

・当時の感覚を率直に申すと「FRENZに自分の居場所はもう無いんじゃないか」とさえ思いました。正直、「どの口が言うんだよ」という話であることも客観的には自覚しています。ただ、鑑賞直後は心底そう感じました。鈍器で頭を殴られるような衝撃を味わえるのも、良くも悪くも本イベントの醍醐味なんだ。ぬるま湯に浸かり続けてはいけない。会場で観れて良かったです。

・さて、突然の自分語りになってしまうのですが、過去にフィンダーおじさんが「フィンおじクソコラグランプリ」という企画を配信で行ったことがありまして、同企画では多数の視聴者からクソコラどころではない力作が続々と応募されてきました。そしてそこで「総合最優秀賞」を受賞された方と、「クリエイティブ部門 優秀賞」を受賞された方と、「ちゃんと怒られてくれ部門 最優秀賞」を受賞された方が今回たまたま別々にFRENZへ来場されてまして(そんなことある????)そのお三方とそれぞれご挨拶&応募のお礼をお伝え出来たのが今年は非常に印象的でした。当時の応募総数は300件以上あったと記憶してますが、その中でも賞に選ばせていただいた特別な方々がこんな一堂に集結して、直接お礼を言う機会に恵まれるというのが、あまりにも奇跡のような気がして感激しました。

どれもこれも愛が深すぎる!!!本当にありがとうございます!!!

・夜の部と深夜の部のインターバルを使って、覇王樹・84yenと三人で向かいのTOHOシネマズにて涼みがてらホットドッグを食しました。「映画を観ないのにフードだけ購入する」というクソ実績を解除出来てよかったです。

 

二深夜

・多田文彦さんの作品が特に印象的でした。凄く可愛くて、和やかで、胸がぽかぽかして、笑える作品で、僕の胸に深く残り続けています。とんでもなく技術の高い作品なのですが、その「技術の高さ」さえ気にさせずに作品へ集中させるという、更に一つ上の次元を垣間見ました。本当に、ただただ可愛い!楽しい!最高です!!

・最後の部に上映された四天王(多田文彦さん、サイトウユウマさん、yama_koさん、駿さん)の作品はFRENZをFRENZたらしめる作品群で、感謝の気持ちさえ芽生えました。

・FRENZって「毎年同じ会場・同じキャパで開催」「ネット中継なし、現地開催のみ」「来場者の大半がクリエイティブ関係者」という特性(※会場や現地開催は明確な意図をもってのことです)上、外部から見ている分には駄サイクルとの見分けが付きにくいイベントだと思ってます。というか、環境面だけで言えばいつでも本物の駄サイクルになりかねない要素が揃っているとさえ感じています。じゃあそんなFRENZが果たして客観的に駄サイクルなのか否かを決定付ける要素が何なのかと言えば、出展者の心構えや運営の公式見解とかそんなものでは全くなくて、それはもう出展作品の質に他ならないと思うんです。

・FRENZは「出展が公募制」「参加に経歴などの条件不問」という、語弊を恐れずに言うならば玉石混交を享受しているイベントであり、この「石」だったはずの作家が2年、3年と連続出展しているうちに世にも美しい宝石へと磨きあげられて世の中へ「バレていく」姿を我々は何度も見てきました。FRENZのそこが良い。

・ただ一方で「誰もが出展応募可能」というハードルの低さ故に先述したような問題がより近しいものになりかねないところ、他の誰でもない、あの駿さんが、あのサイトウユウマさんが、あのyama_koさんが、本イベントの常連である事実。毎年この舞台で新作をお披露目したいと思ってくれている事実。同じ常連として、なんて誇らしいんだと思います。今年は特にそれを強く感じました。(尚、似たような話をyama_koさんにしたら「俺からしたらお前もその一人だよ」と言ってもらえてめっちゃ嬉しかったです。こういうのを心の奥底にそっとしまうのではなくインターネットで声高らかに自慢するのが僕という人間なんだ。許してくれ。)

・ところで今年の大トリを務めた駿さんと数年ぶりに挨拶したのですが、未だに僕のことを気にかけてくれていて非常に感激しました… 実力的にも存在的にも駿さんは今やあまりにも遠い存在になったものですから、もう僕のことなんか覚えていないのではないかとさえ感じていたものです。にも関わらず、駿さんは昔話に花を咲かせてくれたり、僕の過去作についてお話をしてくれたりして、本当に本当に嬉しかったです。その若さで、その才能で、その技術で、謙虚ってどういうことでしょうか??? 直接ご本人にもお伝えしましたが、こんな僕ですけど是非とも末永く仲良くしてあげてください…(土下座)

 

総括

・楽しかった!それに尽きます。今年のテーマは「楽しむこと」と心に決めていて、こんなに何度も何度も自分へ「楽しむんだぞ、楽しむんだぞ」と意識づけてようやくギリギリ目的達成できたかな?って感じなのが恐ろしいイベントです。事実、僕の周囲からは「負けた!」だの「やられた!」だの「生きててすみません」だの物騒な言葉が聞こえてきましたので。このイベントに勝ち負けないだろ!!(自分に言い聞かせてます)

・この二日間、あまりにも沢山の方々にちやほやしていただけたものですから、そりゃもうめちゃくちゃ嬉しいに決まってます。ですが有名人気取りになってしまうことは一ミリもなく、自身が何者でもない人間であることを自覚し続けることが出来ています。皆様から頂いた嬉しいお言葉をそのまま素直に受け止めることと、自身を冷静に客観視し続けることは両立出来ます。ありがとうございます。

 

・閉幕から数日後に某氏と実施した「被害者の会」と称した打ち上げで飲んだ日本酒が、どう考えても今年一番格別に美味しかったです。何の被害者かは秘匿事項ですが、皆ちゃんとしような。

・今年、(実在しない)切り抜きチャンネルに殺された皆様、来年の作品を楽しみにしております。

・毎年のことながら、当人としては全く無関心であるクリエイティブな趣味に対して肯定も否定もせずに好き放題やらせてくれている僕の奥さんには感謝が尽きません。まあこんなとこに書いてないで直接言えというのはその通りなので、直接言います。

 

以上となります。

来年の抱負とかは特にありません。全ての物事に対してフラットに在りたい。今年は特にそう感じました。ただFRENZを最も楽しむ秘訣は自分も出展者の立場として参加することなので、FRENZを楽しむためにも出展し続けたいな~という気持ちはあります。また来年考えます。

 

ともあれ二日間本当に楽しかったです。お疲れ様でした!

 

レイヤースタイル「境界線」使用後でもモーションブラーをいい感じに付ける方法

うまいこといったので備忘録。

 

導入編 最も初歩的なトラブルと解決法

まずレイヤースタイルの「境界線」にモーションブラーを付けようとすると圧倒的に失敗するのはAfterEffects定番のトラブルかと思います。

この原因は、レイヤースタイルの処理を、全ての処理が終わった一番最後に適用するためです。要するに、線引いた後にボカしてほしいのに、ボカしてから線を引くからクッキリ境界線になってしまいます。

 

なので、まずは境界線を引いた後にその素材をさっさとプリコンポーズして、プリコンポ適用後にモーションを付けることで処理順が正しく「境界線→ブラー」というプロセスになってくれます。

 

境界線で縁取りした素材を先にプリコンポしてからモーションを付けると…

上手くいく!!

 

ここまでの知識を体系的に習得したい方は、yama_ko先生が過去のAEOFFでとても丁寧に解説してくださっているのでご視聴ください。(3時間22分あたりから)

 

 

で、ここからが本題。

 

 

複合的な素材に対してもいい感じに適用したい!

プリコンポすればいいのは分かったけど、以下の条件を満たす場合はどうでしょう?

上記二点を満たした上で、綺麗にモーションブラーを付けることは可能でしょうか。

AとBに予め境界線を付けた上でそれぞれをプリコンポした場合、2枚目の「重なる部分に境界線をつけない」が満たしませんし、かといってAとBをまとめてプリコンポするわけにもいきません。なにか一工夫しなければならないようです。

 

結論から申して、以下の方法が最も現実的でした。

 

手順1.AとBにそれぞれモーションを付与した状態でまとめてプリコンポ

手順2.そのプリコンポにレイヤースタイル境界線を適用

手順3.適用したプリコンポを更にプリコンポ(3階層)

手順4.最も外側のコンポにCC ForceMotionBlurを適用

 

 

<補足説明>

手順2で境界線を適用したプリコンポにモーションブラーを付けると、境界線の処理が最後尾になってしまうためうまくいきません。つまり、なんとかモーションブラーを後ろに回さなければなりません。

そこで二重にプリコンポーズしてあげることで、一旦「境界線も含めた描写」をコンポ内で確定してあげて、更にその外側から「ブラーを施す処理」をかけてあげるわけです。

その点、CC ForceMotionBlurはコンポ内の動きを参照して外側からブラーを付けてくれるという、まさしく先述した内容そのものを適えるお誂え向きなエフェクトとして活用できるわけです。(今回、初めて知りました)

ご参考:AEPファイル

 

一緒に相談に乗ってくれたyama_koさんありがとうございました。

 

FRENZ 2022 全通レポ

 

3年ぶりに開催された映像上映イベントFRENZに参加&出展してきました。

せっかくなんで記憶のあるうちに文章へ残しておこうと思います。

このブログは隔絶された無人島みたいなところあるんで、割と遠慮なく個人名も出していきますがご了承ください。全体的に「とある人が」「某氏が」ばっかりになっちゃうと意味不明な記事になってしまうので…

 

作品自体の感想は四時間かけて84yenと語り尽くしたのでご覧ください。


 

一日目

前日、ぬるてまと覇王樹の三人でDiscord繋ぎながらスマブラSPのネット対戦をやり続けてたら普通に眠れなくなって早朝4時くらいからようやく就寝。ほぼ仮眠レベルで起床。コンディション最悪だけど準備して出発。大学生の1時間目か???

 

僕は毎年「最も作品鑑賞に向かないとされる、ほぼ楽屋みたいな二階席」が事実上の指定席となっており、いくら若い整理番号で早めに並んでも良い席を確保する必要がない(最前列とかは新規のお客さんに譲りたい)ため常々開演ギリギリに到着している。今回もご多分に漏れず、LoftPlusOneに到着した時点で既に行列はなくなって観客ほぼ全員が入場を済ませた後の状態だった。それ故にかえって入り口で一人記念撮影しやすくてよかった。

オタクあるある「アクスタ持ってスマホで記念撮影」って行為を歌舞伎町でやったの僕が初めてだろ。

 

一昼

・入場した際、過去にオープニングを制作した際に打ち上げで同席したこともあるスタッフさんがめちゃくちゃ他人行儀に会場の飲食システムを説明してくれて、少し笑ってしまった。その後、二階席に上がったら仲良しな常連メンバーにさえ「誰だお前!?」みたいな反応をされた。髪型変わったから???

 

・僕はこのイベントに初回から毎年皆勤で足を運んでいるのでそこそこ思い入れがあるのだけど、3年ぶりにこの地へ戻ってくることでどれくらい感情が爆発するのか?それとも割と冷静なのか?自分でも行ってみるまでわからなかったけど、案外「帰ってきたな~。楽しいな~。」って程度で情緒が狂ったりはしなくて「よしよし。ちょうどいい距離感じゃあねぇか!」と思った。ただそれも結局は時間の問題だった。(後述)

 

・フィンおじの出番が存在しない一日目から既にフィンおじTシャツを着て来場されている方々をたくさんお見かけしてめちゃくちゃ嬉しかった。内心では全員に直接お礼を言いたかったけど、困惑させるかもしれないので結局控えた。それにしてもフィンおじT着用は女性率が高かったので、内心めっちゃ話しかけたかった(素直すぎだろ)。でもやっぱり、こっちから「オイラっち、フィンおじの運営をしてる人なんですけど~」ってアプローチするのはダサすぎるので、結局我慢した。

 

・本来だったら「FOOOOOOOO!!!!!」とか「うおおおおおおおおお!!!」とか叫んでたはずの部分が拍手にならざるを得なかったことに寂しさを感じなかったかと言われれば、嘘になる。でもこれはもう何億人という人類がたくさんの不自由と向き合いながら生活している世界レベルの問題なので、今更どうこう言えるものではない。来年は、、、頼む、、、!!!

 

 

 

一夜

 

・昼と夜のインターバルがそこそこあってお腹も空いていたので覇王樹とmisokabochaさんの三人で向かいにある銀だこでたこ焼きを食べた。店内が空いていなかったので道端で食べたけど、歌舞伎町は副流煙の温床なので煙が邪魔だった。本来なら「この野郎、路上喫煙者め…」となるが、ことさら歌舞伎町ともなると逆に「歌舞伎町に来たのに受動喫煙に文句を言うなんて、スプラッシュマウンテンに乗って水に濡れたと文句を言うようなもんだ」と感じて怒りはなかった。(そんなことはないだろ)

 

・オープニングは覇王樹だった。前年トリを務めてたし参加歴のキャリア的にも今年は彼だろうなと予想していて、覇王樹本人にも「今年は君だと思うけどあまり言及しないでおくね^^」とか言ってたのでそこは的中したんだけど、クオリティが想像の何倍も魅力的で結局度肝を抜かれた。楽曲がめっちゃ良かったし、映像がそれに合ってた。

 

・第一部ラストに上映された「みとう。」さんという作家さんの作品にバチボコ食らい散らかしてしまって、久しく体験していなかった「作品を享受した後に居ても立っても居られなくなって本人へ直接感情をぶつけてしまうやつ」をやってしまった。もう僕はぶっちゃけそういうフェーズは学生時代だけのものだと思っていたので、今になってまだそんな初期衝動を覚えられるなんて、貴重な体験をさせてもらったなと感じた。尚、御本人に僭越ながら名刺交換させていただいた際、じっと名刺を見ながら「もしかしてフィンダーおじさんの人ですか?」的なことを言われて、さすがに今回ばかりは本当にフィンおじありがとう…となった。悔しいことに。

 

・たしか終演後23時くらいには帰宅したけどなんやかんやして寝たのは2時過ぎ?

 

二日目

今夜はオールナイトが確定しているので少なくとも10時間は寝てやろうと、起床時刻を12時過ぎにセットしたのに、余裕で7時間睡眠くらいで起きちゃった。

FRENZ二日目開催は18時からなので、日が暮れ始めるまで随分と余裕がある。僕は何年からだったか「天下一品で昼食をたらふく食べて、テルマー湯のサウナ・温泉・岩盤浴で自律神経を整える」という黄金コースが確立しており、今年もご多分に漏れずそれをやった。前年は覇王樹も誘って行ったのだが、彼が今年もそれを覚えていたようで「今年もアレやるん?」と聞いてきたので、二人で一緒に行った。気楽なもんだった。

 

 

二夜

 

・第三部に上映された四作品を主催であり司会である前田地生が「殺し合いが始まります」と壇上で述べていたが、それは本当にその通りだった。一昼感想の伏線回収かつ前言撤回になるけれど、結果的にFRENZと「ちょうどいい距離感」で接し続けることはこのあたりで困難となった。具体的には、84yenの「little red riding hood」という作品により、僕はまたしても狂うことになった。

 

・何が言いたいかというと、「一生懸命作った自分の映像を、たくさんの人に観てもらって嬉しいな~!」と、本来ならそれだけで参加の意義は満たされるはずなのに、「FRENZ」というイベントがそれだけでは許してくれなくなることを意味する。

 

・浴びるように「熱量」「狂気」を映像から享受することで、「それに比べて自分の映像ときたら…」という、要するにそっち方面の、負の感情と向き合わざるを得なくなる。あーあーあーあ、結局、また、この感じか。となる。僕は10年以上ここに居るので、この感覚にはひどく覚えがある。全力を尽くしたはずの自分の映像に何故打ちひしがれなければならないのか?楽しみにきたはずなのに、なぜ悔しい思いをして帰らなければならないのか?という、理不尽な感覚である。そして奮起する羽目になる。「来年は全員なぎ倒す」と。この呪いを最も纏ったのはFRENZ 2015であることを覚えている(7年前!?)。

 

・賞レースでもないんだから作品に定量的な評価など下されないが、それでも「一番になってやる」「周り全員ぶっ倒してやる」という心持ちで本イベントに臨む人も少なくない。昔は自分もご多分に漏れず、そのクチだった。ただ僕はあるタイミングから、その終わり無き戦いからある種の戦線離脱をすることが出来た自覚があった。それは2016年に深夜の部で大トリを頂いて先述した2015年の呪いを清算しきったこと、以降は上映順にも執着しなくなったこと等も理由にあると思う。事実として今年は制作中「絶対に誰にも負けないぞ!」という気持ちを一切抱くこともなく、とてもフラットに作業を完遂した。ただただ着実に、自分の出来ることを丁寧に終えて、「やれることはやったな」と 冷静な気持ちで提出した。

 

・なのに再び、懐かしいこの複雑な感情を抱き始めたことで「うわあ、嫌だなあ………」となった。心底、嫌である。そこには戻りたくない。84yen許せない。

 

 

 

二深夜

 

開演まで1時間以上のインターバルがあったので、杉本君とぬるてまと三人でココイチにて腹ごしらえをした。それでも尚、時間が余っており、杉本君が新宿駅のトイレにビニール傘を忘れたとのことなので、無駄にそれについていくことで時間を潰した。結果として、トイレに置き忘れたビニール傘はなくなってたらしい。当たり前や。

コンビニでウコンの力とキューピーコーワを飲み徹夜に備えて、再び開演ギリギリに入場して二階席へ戻った。

 

・昨日の倍か、それ以上に、フィンおじTシャツやグッズを持参してらっしゃる方がたくさんいて本当に嬉しかった。特に出展者がそのTシャツのまま登壇することが一度や二度じゃなくて、狂気だなと思った。あと一日目、二日目とも作品中にも度々フィンおじが登場して、「なんでやねん」と思いつつも嬉しかった。

 

(実在しない)切り抜きチャンネル さんの作品で、柄にもなく涙を流すことになった。詳しくは近々WEB公開される本作品を実際にご覧いただけばすぐにその意味がわかると思うけど、僕はとある事情でとても贅沢な立場からこの作品を鑑賞できたというのが一つ。そして先述の経緯により「創作と向き合う悔しさ」を鮮明に思い出していたタイミングで上映された というのがもう一つ。会場で作者御本人にも直接お礼を伝えることが出来て良かった。大切な作品になりました。

 

www.youtube.com

 

・事前に上映順が明かされない本イベントにおいて、隣に座っていたえいりな刃物chang共々、深夜の部はジングルが1回流れる度お互いに寿命を何日か削っていくこととなった。回を追うごとに二人ともどんどんグロッキーになってて、傍目には誠に滑稽だったのではないかと思う。結果としてえいりな刃物changが大トリ・そして僕がその一つ前というワンツーフィニッシュを飾ることになったのだけど、僕は随分前から「今年のFRENZは刃物changが大トリだろう」と確信を持っていたので、二人が残った時点で「どっちが前でどっちが後なんだ?」という気持ちは一切なく、事実上の順番確定に等しかったため、一足早く腹を括って心の準備がしやすくてとても助かった。

 

・確信について補足しておくと、僕は刃物changの作品のモデルとして起用されており(どういうことやねん)、その兼ね合いで依頼を受けた際に絵コンテを事前に拝見しており、「ああこれはもう、誰にも手を付けられない狂気のやつや…」と思っていたので、決して後出しジャンケンではないのである。

 

・いつもながら上映はあっという間だった。(ネットにはもう少し修正してから投稿しますが、冒頭に載せた打ち上げ配信の途中で一度だけ流していますので、そこから観ようと思えば観れます。)

 

・自分の作品は先述のとおりフラットに完成したため、熱量とか戦意とかを褒められても正直ピンと来なかった。あまりにも自作を客観視しすぎて自分の熱を感じなかったのかもしれない。でも作中からそれらを感じてくれた方がたくさんいて、嬉しかった。僕が知らず知らずに熱を込めていたというよりは、「こういう作品にしたら皆、熱を感じてくれるだろう。」と更に一つ俯瞰的な自分が冷静に「熱を感じる作品」を作ったのではないかと分析している。なんだか寂しい話に聞こえるかもしれない。

 

・登壇して「殺し合いはやめましょうよ、命がもっだいない!(要約)」とコビーみたいなことを主張した。別にいいんですけど、僕を巻き込まないでほしい!これは切実です。無邪気に出展したいんだ、僕は。

 

解散

 

・今年はイベント当日より以前からずっと、あまりにも刃物changと縁深すぎた上、結果的に大トリ・トリ前という最高の形で、FRENZの終幕に二人で携わることが出来たのが嬉しかった。二人で記念撮影して(徹夜明けかつ湿気がすごくて髪の毛グッチャグチャだった)、あとあらゆる因縁を持つ84yenも交えて更に三人で記念撮影して、朝7時頃に帰宅した。

 

・翌日、打ち上げ配信を84yenと共に行ったら感想が止まらなくて4時間ずっと喋っちゃった。更にそこからアーカイブを4時間分見直したらもう朝で、仕事を休んで昼夜逆転も直らず今に至ります。助けてください。

 

総括と雑感

 

・今年はある種、FRENZに一区切り付ける意図、つまり「必ず毎年出展する必要はないよね」というフェーズに移行する意図で出展表明したつもりだった。でも、二日間過ごして、なんだかんだ逃れられない気配を感じている。熱に浮かされているんだと思う。そして熱に浮かされているうちに退路を断つために決意表明する人も毎年沢山いる。僕は、僕はやらんぞ。来年のことは来年考えます。

 

・なんやかんや明日出社して同じ部署の可愛い後輩とお話したらここまで述べてきた5500文字を全部ぶっ飛ばして「日常生活最高~~~~~!!!」となる気もするし、それでいい気もする。わからん。でも今は創作楽しいからもうちょっと色々作るよ。

 

 

二日間本当に楽しかったです。お疲れ様でした。

 

 

映画感想:SING/シング: ネクストステージ

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SING/シングネクストステージ 観ました。良かったです。

確実に映画館へ足を運んだ甲斐がある作品でしたが、一方でやはり前作のSINGがいかに奇跡のような作品だったか…ということも再認識したりしました。決して2が悪かったわけではないのですが。

 

具体的には、ご都合主義感が前回よりもだいぶガバガバに設定されており、そこが個人的には1よりも好みがズレてしまった感じです。本作は「1」の大成功を収めた後日談であり、「更に大きな舞台で通用するようになりたい!」といった目的を主眼においたストーリーとなってます。一方で今回は割りと口八丁手八丁で、オーディションを断られても無理矢理潜入してなんとかなる とか、姿を消した幻のアーティストを呼び戻すくだりでも結局なぜわざわざ主人公達に協力してくれたのかわからず唐突感があったり。要所要所の転換に置いてけぼり感を覚えてしまったことは否定できません。

前作はそこがしっかりしてたから、最後の最後に設けられた歌唱パートにもグイグイとエモーションが追随してきて、ストーリーの感動と映像や歌唱の凄みが相乗効果で怒涛のように心へ響いてきました。今作はそれに比べると明らかに「画」としてのミュージカルパートのクオリティ・豪華さは前回よりパワーアップしているにも関わらず、心がついていきませんでした。

とはいえエンターテイメントとしては満点の出来栄えでキャラクターの魅力も十分、特に新たに2より登場したスーキー、ポーシャ、ヌーシーの可愛さと言ったらもう…もう…とんでもない!

 

ということで総合的には満足な映画ではありました。ただ1が自分の中で神格化されてることも痛感した次第であります。

スマブラSPでVIPに入るためにやったこと

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名前は遊ぶ時いつも適当だから許してくれ

少し前までどこにでもいる一般エンジョイ勢だった僕が何故か急に一念発起して、およそ1ヶ月弱にわたって「強くなるため」だけを目的にスマブラSPをみっちりプレイしたところ無事にVIP(上位3~5%の称号)へ到達することが出来たので、そのことについて記事にまとめようと思います。

 

ちなみに最初におことわりなのですが、もう発売されて3年半経過しているゲームということもあって既にノウハウ記事ならそこら中に溢れているし、さらに言えばYouTubeで最上位プレイヤーが丁寧な解説動画をたくさん投稿しています。よって本記事はVIP手前で燻っている方々に向けた記事にするつもりは毛頭なく、「あの頃、なんかめっちゃ頑張ってたな~…」と、自分が忘れた頃に振り返るための覚え書きとして書いております。(生存報告さえままならないブログでも、ふいに何か控えたくなった時1つ持っていると有用ですね。)

 

f:id:ngkz:20180331010555p:plain 経緯とか背景とか

もともとの実力としては発売から3ヶ月弱のプレイ環境未成熟期に一度だけまぐれでVIP入りしたものの、それ以来はだいたいVIPのボーダーまであと6連勝?あたりを延々とうろちょろしている程度でした。で、なぜか最近になって火が付いちゃって猛特訓を始めた経緯になります。

また僕は紫カラーの制服インクリングがめちゃくちゃ好きなので、スプラトゥーンをやったこともなければキャラ性能ランクが高いわけでもないのにインクリングばかり使っており、VIP入りを目指すのもこの子にしようと決めてました。

 

f:id:ngkz:20180331010555p:plain 最初に練習したこと

だいたいVIP手前くらいまでは手癖だけでも勝てちゃうんですけど、そこからVIPボーダーまでの残り6勝くらいは「勝つべくして勝つ」ことが出来ない印象でした。3年ダラダラとプレイしてきて上記の実力ということは今のプレイスタイルだとここが頭打ちというのは明確だったので、全ての手癖をリセットして、上位勢の立ち回りを真似するための「操作の矯正」から始めました。

 

具体的には、

インクリングは空後と弱攻撃が強いのに全然使えてないので意識的に多用する

・「反転空後」の操作を覚えてないが、上位勢は使いまくってるので頑張って覚える

・限定的なパーセンテージで確定するバーストのコンボ「上投げ空上」を練習する

・ローラーで埋めたあと瞬時に空中緊急回避してスマッシュ

 

このあたりをトレーニングモードで何度もリセットしながらバカみたいに延々と練習し続けました。ちなみに僕は今までついぞトレーニングモードなんざやったことがなく、理由として単にエンジョイ勢だったからということに加えて「棒立ちの敵を相手に練習しても実践で使えるわけないから、実践で練習したほうがいいのでは?」という浅はかすぎる考えのためでした。ただ結論から申し上げてレーニングモードはめちゃくちゃ大事でした。(実践だけで良いんだったら野球部は毎日素振りなんてしないんですよね。)特に「上投げ空上」を確定でつなげるのがフレーム単位で本当にシビアで、やり始めは一切コンボカウントが回らなくて心が折れそうになりましたが、なんやかんや安定してきました。

 

ちなみに「上位勢の立ち回り」として参考にした方は、圧倒的にこの方です。 インクリング使いで一番憧れる。。。この方作成の解説動画もいろいろ参考にしました。完全に心の師です。

 

 

f:id:ngkz:20180331010555p:plain CPUを相手にトレモで鍛えた操作を実践に活かす

 本当はさっさと野良のネット対戦に潜りたかったのですが、CPU戦を半月くらいやり続けました。なぜなら全ての手癖を解消して慣れない操作を強いるあまり、一旦は弱体化も辞さない状況で、長い目で少しずつ上達する必要があったからです。本来なら対人で練習するのが理想ではあるものの、僕のメンタルではその場で変動する戦闘力の数値に一喜一憂してしまいがちだったので、精神衛生のためにCPU戦で我慢しました。 

とりあえず最初は全CPUキャラに対して3タテするまでを目処に手癖を直そうとしてましたが、半月あたりで無意識的にも自分のプレイスタイルが変わってきた感覚がありましたので、そのあたりで野良にも潜るようになってきました。ただCPU特有の動きに適応しすぎたせいで対人戦が上手く行かず、野良を再開した当初は負けに負けて戦闘力500万を下回ったり友人との1on1でも負けてばかりで、さすがに心が折れそうになりました。(僕の半月はなんだったんだ??)

そういった面からも、やはり戦闘力に一喜一憂しないことを心に誓えるならば実践はCPUを挟まず対人に尽きるという結論です。僕は無理でしたが。

 

f:id:ngkz:20180331010555p:plain  対人の「読み合い」を意識に刻みつける

・横Bで埋めたら絶対にバースト逃さない

・上投げ空上の確定帯で意識して掴んでコンボつなげる

・先端の間合いで空後を振れるようになる

このあたりを対人戦で出来るようになったあたりで「読み合い」を意識するようにしました。具体的には「崖際につかまった時」「崖際に追いやった時」「宙に浮かされたときの着地」という3つのシーンで絶対に思考を巡らせることを徹底しました。 

例えば僕は崖で相手が目の前に居ないような時にさえ攻撃上がりしちゃうようなパーフェクト手癖人間だったので、このあたりは意識するだけで随分とゲームが変わりました。(むしろ僕は今まで3年間やってきたのはスマブラじゃなかったのかもしれない)

読み合いについて学んだのは以下の動画です。

 

①世界最強ルキナ使いによる「ザクレイ選手が着地する際の心理」を解説した動画。繰り返し何度も観ました。

有志による日本語訳:https://www.youtube.com/watch?v=SFbsqOfIa9Y

 

クッパ上位勢が着地の基礎パターンを紹介してくれる動画。考え方を①で学び、じゃあ具体的にどうすればいいの?といったところをこの動画で覚えました。 

 

③初心者が手癖でやりがちな5の行動。VIPボーダー手前でも意識してなければ余裕で該当するし耳が痛すぎて中耳炎になりそう。

有志による日本語訳:https://www.youtube.com/watch?v=mJTxMZeN-NM

 

f:id:ngkz:20180331010555p:plain  勝っても負けてもリプレイ保存して悪いところを反省する

いうてスマブラはほとんど条件反射みたいなスピードで進行していくゲームなので、覚えたこと全てを意識できるのは無理な話でした。なので、自分の無様な姿を見返すのは忍びない面もありましたが我慢して戦う度に全試合をリプレイで見返しました。

特に自分の悪い部分なんてのは基本的に「無意識」「手癖」による部分なので、必死に戦ってる時にフィードバック出来るわけもなく、リプレイは重要な気がしました。 

今まで散々ありがちなのが、3スト制で序盤は調子いいけどラストストックあたりで相手に自分の手癖を概ね読み切られて逆転負けって感じのバトルです。戦いへ夢中になればなるほど思考が止まって手癖は色濃くなります。そのあたりをクールダウンした状態でリプレイして反省する意図です。 

ちなみにVIPに入るか入らないか?という最後の1戦、ラストストックでまさしく先述したような逆転されそうな展開になり、少しでも読み負けないように「2スト目まで散々振っていた横Bは封印して、控えめだった空後を振りまくるぞ!」ということだけ意識して戦いました(ラスト一戦の緊張も相まって、試合中に意識出来ることなんてそれくらいが精一杯)。効果の程は明らかではありませんが少なからず功を奏したと思っています。

 

f:id:ngkz:20180331010555p:plain まとめ:「読み合い」が出来始めるとVIPが見えてくる

とかくこのゲームは相手の思考をひたすら読み続ける必要があり、その一方でゲームシステム的には考えてる暇のないスピードで展開されるという二律背反のような構造であるため、そこに慣れるための基礎操作徹底と反省と改善の繰り返しが本作の本質なのかなと痛感しました。(これに気づくまで三年かかった……というか三年間なにも考えようともせず手癖をし続けていた結果がエンジョイ勢だった。)

 

自分がグーかパーしか出さないことに相手はとっくの昔から気づいており、連続で「絶対に負けないパー」を出されることで「なんで自分の動きが全部読まれるんだ!」と憤慨していたんだな、という感じです。

 

それにしてもこのゲーム、奥が深すぎて底なし沼のようになっており、VIP(上位3~5%)という客観的には上級者と呼んで差し支えないような境地に到達したところでようやく「自分がいかに何も出来ていないか」を思い知るという地獄のような仕組みをしております。

 

ただ、このままでは本当に文字通り「無限に遊べてしまう」ため、僕はちょうど区切りがよろしいこの辺でスマブラから一線を退きたいと思います。。。恐ろしいゲームだった。

PCスペックが足りているのにAfterEffectsの動作が重い場合の対処法

スペックは十分に満たしているにも関わらず、AfterEffectsの操作が随分とモッサリしていて非常にストレスフルだったのですが、この度解決法を発見したので共有と備忘を兼ねて簡単に記しておきます。

 

私の事象は以下のようなものでした。

・おおよそ全ての動作に1秒ほどのラグがある。例えばショートカットの「J」「K」(次の/前のキーフレームに移動)等も押下した直後にフレームが移動せず、少し遅れて移動する。

・テキストレイヤーを利用すると特に顕著で、入力から反映までに2秒弱のラグがある。

・RAMプレビューやレンダリングのスピードは申し分ない。(スペック面の問題ではないと思われる。)

 

で、解決法なのですが、UIのワークスペースから「文字」のウィンドウを写さないこと。これだけでした。

 

つまり以下のウィンドウがUIの見える位置にいる時だけ動作が鈍くなるんですね。

 

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文字パネルは結構な頻度で利用するので常に前面に出していたのですが、まさかこんなことで動作が劇的に変わるとは…。ちなみにウィンドウを閉じる必要はなく、タブでこのように変えておけばそれだけで軽快に動きました。

 

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ちなみに先月、大枚はたいてCorei9 10900K搭載の文字通りハイエンドPCを組んだところだったので、変わらずAEが重い時の絶望感は半端ではなかったです…。どうにもGoogleで解決策を模索するも、検索方法が悪いのか「キャッシュをクリアしましょう!」等の基礎的なチェックしかヒットせず、暗中模索の日々でした。

 

私だけの特殊な事象だったかもしれませんが、ご参考まで。

Tシャツバカ売れツアー2019

異様なタイトルですが、早い話がwebnokusoyaroさん(以下、ウェブクソさん)が一年ぶりにライブを開催して僕もそれに行ってきましたよ という日記です。

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今までと異なり、なんと今回はウェブクソさんのご厚意でゲスト招待いただけましたので、チケットを買って楽しみに来てるお客様より前の列を陣取るのは無礼だと考えて最後方から鑑賞させていただきました。故に文字通り「後方彼氏面」みたいなポジションで楽しんでしまいました。

 

タイミング的に5thアルバムリリース直後ということもあり、収録曲がセトリにも入っていたのですが、中でも「好きな食べ物ランキング」から「続・体が弱い男」の流れは最高に盛り上がりました。

 


 

前者は、まあ聴いていただければわかるとおり「バームクーヘーン!」って叫びながらクソ盛り上がるという狂った曲なんですけど、ライブ会場でも「バームクーヘーン!」ってみんなで叫びながらクソ盛り上がってたので、狂ってるな…と思いました。

それにしてもこの二曲はめちゃくちゃライブ映えするので、Scandalasや超宇宙意志などと同じくライブ常連入りしてほしいなと思いました。