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ngkz_のブログです。

FRENZ 2022 全通レポ

 

3年ぶりに開催された映像上映イベントFRENZに参加&出展してきました。

せっかくなんで記憶のあるうちに文章へ残しておこうと思います。

このブログは隔絶された無人島みたいなところあるんで、割と遠慮なく個人名も出していきますがご了承ください。全体的に「とある人が」「某氏が」ばっかりになっちゃうと意味不明な記事になってしまうので…

 

作品自体の感想は四時間かけて84yenと語り尽くしたのでご覧ください。


 

一日目

前日、ぬるてまと覇王樹の三人でDiscord繋ぎながらスマブラSPのネット対戦をやり続けてたら普通に眠れなくなって早朝4時くらいからようやく就寝。ほぼ仮眠レベルで起床。コンディション最悪だけど準備して出発。大学生の1時間目か???

 

僕は毎年「最も作品鑑賞に向かないとされる、ほぼ楽屋みたいな二階席」が事実上の指定席となっており、いくら若い整理番号で早めに並んでも良い席を確保する必要がない(最前列とかは新規のお客さんに譲りたい)ため常々開演ギリギリに到着している。今回もご多分に漏れず、LoftPlusOneに到着した時点で既に行列はなくなって観客ほぼ全員が入場を済ませた後の状態だった。それ故にかえって入り口で一人記念撮影しやすくてよかった。

オタクあるある「アクスタ持ってスマホで記念撮影」って行為を歌舞伎町でやったの僕が初めてだろ。

 

一昼

・入場した際、過去にオープニングを制作した際に打ち上げで同席したこともあるスタッフさんがめちゃくちゃ他人行儀に会場の飲食システムを説明してくれて、少し笑ってしまった。その後、二階席に上がったら仲良しな常連メンバーにさえ「誰だお前!?」みたいな反応をされた。髪型変わったから???

 

・僕はこのイベントに初回から毎年皆勤で足を運んでいるのでそこそこ思い入れがあるのだけど、3年ぶりにこの地へ戻ってくることでどれくらい感情が爆発するのか?それとも割と冷静なのか?自分でも行ってみるまでわからなかったけど、案外「帰ってきたな~。楽しいな~。」って程度で情緒が狂ったりはしなくて「よしよし。ちょうどいい距離感じゃあねぇか!」と思った。ただそれも結局は時間の問題だった。(後述)

 

・フィンおじの出番が存在しない一日目から既にフィンおじTシャツを着て来場されている方々をたくさんお見かけしてめちゃくちゃ嬉しかった。内心では全員に直接お礼を言いたかったけど、困惑させるかもしれないので結局控えた。それにしてもフィンおじT着用は女性率が高かったので、内心めっちゃ話しかけたかった(素直すぎだろ)。でもやっぱり、こっちから「オイラっち、フィンおじの運営をしてる人なんですけど~」ってアプローチするのはダサすぎるので、結局我慢した。

 

・本来だったら「FOOOOOOOO!!!!!」とか「うおおおおおおおおお!!!」とか叫んでたはずの部分が拍手にならざるを得なかったことに寂しさを感じなかったかと言われれば、嘘になる。でもこれはもう何億人という人類がたくさんの不自由と向き合いながら生活している世界レベルの問題なので、今更どうこう言えるものではない。来年は、、、頼む、、、!!!

 

 

 

一夜

 

・昼と夜のインターバルがそこそこあってお腹も空いていたので覇王樹とmisokabochaさんの三人で向かいにある銀だこでたこ焼きを食べた。店内が空いていなかったので道端で食べたけど、歌舞伎町は副流煙の温床なので煙が邪魔だった。本来なら「この野郎、路上喫煙者め…」となるが、ことさら歌舞伎町ともなると逆に「歌舞伎町に来たのに受動喫煙に文句を言うなんて、スプラッシュマウンテンに乗って水に濡れたと文句を言うようなもんだ」と感じて怒りはなかった。(そんなことはないだろ)

 

・オープニングは覇王樹だった。前年トリを務めてたし参加歴のキャリア的にも今年は彼だろうなと予想していて、覇王樹本人にも「今年は君だと思うけどあまり言及しないでおくね^^」とか言ってたのでそこは的中したんだけど、クオリティが想像の何倍も魅力的で結局度肝を抜かれた。楽曲がめっちゃ良かったし、映像がそれに合ってた。

 

・第一部ラストに上映された「みとう。」さんという作家さんの作品にバチボコ食らい散らかしてしまって、久しく体験していなかった「作品を享受した後に居ても立っても居られなくなって本人へ直接感情をぶつけてしまうやつ」をやってしまった。もう僕はぶっちゃけそういうフェーズは学生時代だけのものだと思っていたので、今になってまだそんな初期衝動を覚えられるなんて、貴重な体験をさせてもらったなと感じた。尚、御本人に僭越ながら名刺交換させていただいた際、じっと名刺を見ながら「もしかしてフィンダーおじさんの人ですか?」的なことを言われて、さすがに今回ばかりは本当にフィンおじありがとう…となった。悔しいことに。

 

・たしか終演後23時くらいには帰宅したけどなんやかんやして寝たのは2時過ぎ?

 

二日目

今夜はオールナイトが確定しているので少なくとも10時間は寝てやろうと、起床時刻を12時過ぎにセットしたのに、余裕で7時間睡眠くらいで起きちゃった。

FRENZ二日目開催は18時からなので、日が暮れ始めるまで随分と余裕がある。僕は何年からだったか「天下一品で昼食をたらふく食べて、テルマー湯のサウナ・温泉・岩盤浴で自律神経を整える」という黄金コースが確立しており、今年もご多分に漏れずそれをやった。前年は覇王樹も誘って行ったのだが、彼が今年もそれを覚えていたようで「今年もアレやるん?」と聞いてきたので、二人で一緒に行った。気楽なもんだった。

 

 

二夜

 

・第三部に上映された四作品を主催であり司会である前田地生が「殺し合いが始まります」と壇上で述べていたが、それは本当にその通りだった。一昼感想の伏線回収かつ前言撤回になるけれど、結果的にFRENZと「ちょうどいい距離感」で接し続けることはこのあたりで困難となった。具体的には、84yenの「little red riding hood」という作品により、僕はまたしても狂うことになった。

 

・何が言いたいかというと、「一生懸命作った自分の映像を、たくさんの人に観てもらって嬉しいな~!」と、本来ならそれだけで参加の意義は満たされるはずなのに、「FRENZ」というイベントがそれだけでは許してくれなくなることを意味する。

 

・浴びるように「熱量」「狂気」を映像から享受することで、「それに比べて自分の映像ときたら…」という、要するにそっち方面の、負の感情と向き合わざるを得なくなる。あーあーあーあ、結局、また、この感じか。となる。僕は10年以上ここに居るので、この感覚にはひどく覚えがある。全力を尽くしたはずの自分の映像に何故打ちひしがれなければならないのか?楽しみにきたはずなのに、なぜ悔しい思いをして帰らなければならないのか?という、理不尽な感覚である。そして奮起する羽目になる。「来年は全員なぎ倒す」と。この呪いを最も纏ったのはFRENZ 2015であることを覚えている(7年前!?)。

 

・賞レースでもないんだから作品に定量的な評価など下されないが、それでも「一番になってやる」「周り全員ぶっ倒してやる」という心持ちで本イベントに臨む人も少なくない。昔は自分もご多分に漏れず、そのクチだった。ただ僕はあるタイミングから、その終わり無き戦いからある種の戦線離脱をすることが出来た自覚があった。それは2016年に深夜の部で大トリを頂いて先述した2015年の呪いを清算しきったこと、以降は上映順にも執着しなくなったこと等も理由にあると思う。事実として今年は制作中「絶対に誰にも負けないぞ!」という気持ちを一切抱くこともなく、とてもフラットに作業を完遂した。ただただ着実に、自分の出来ることを丁寧に終えて、「やれることはやったな」と 冷静な気持ちで提出した。

 

・なのに再び、懐かしいこの複雑な感情を抱き始めたことで「うわあ、嫌だなあ………」となった。心底、嫌である。そこには戻りたくない。84yen許せない。

 

二深夜

 

開演まで1時間以上のインターバルがあったので、杉本君とぬるてまと三人でココイチにて腹ごしらえをした。それでも尚、時間が余っており、杉本君が新宿駅のトイレにビニール傘を忘れたとのことなので、無駄にそれについていくことで時間を潰した。結果として、トイレに置き忘れたビニール傘はなくなってたらしい。当たり前や。

コンビニでウコンの力とキューピーコーワを飲み徹夜に備えて、再び開演ギリギリに入場して二階席へ戻った。

 

・昨日の倍か、それ以上に、フィンおじTシャツやグッズを持参してらっしゃる方がたくさんいて本当に嬉しかった。特に出展者がそのTシャツのまま登壇することが一度や二度じゃなくて、狂気だなと思った。あと一日目、二日目とも作品中にも度々フィンおじが登場して、「なんでやねん」と思いつつも嬉しかった。

 

(実在しない)切り抜きチャンネル さんの作品で、柄にもなく涙を流すことになった。詳しくは近々WEB公開される本作品を実際にご覧いただけばすぐにその意味がわかると思うけど、僕はとある事情でとても贅沢な立場からこの作品を鑑賞できたというのが一つ。そして先述の経緯により「創作と向き合う悔しさ」を鮮明に思い出していたタイミングで上映された というのがもう一つ。会場で作者御本人にも直接お礼を伝えることが出来て良かった。大切な作品になりました。

 

www.youtube.com

 

・深夜の部は、隣に座っていたえいりな刃物changと共に、ジングルが1回流れる度お互いに寿命を何日か削っていくこととなった。回を追うごとに二人ともどんどんグロッキーになってて、傍目には誠に滑稽だったのではないかと思う。結果としてえいりな刃物changが大トリ・そして僕がその一つ前というワンツーフィニッシュを飾ることになったのだけど、僕は随分前から「今年のFRENZは刃物changが大トリだろう」と確信を持っていたので、二人が残った時点で「どっちが前でどっちが後なんだ?」という気持ちは一切なく、事実上の順番確定に等しかったため、一足早く腹を括って心の準備がしやすくてとても助かった。

 

・確信について補足しておくと、僕は刃物changの作品のモデルとして起用されており(どういうことやねん)、その兼ね合いで依頼を受けた際に絵コンテを事前に拝見しており、「ああこれはもう、誰にも手を付けられない狂気のやつや…」と思っていたので、決して後出しジャンケンではないのである。

 

・いつもながら上映はあっという間だった。(ネットにはもう少し修正してから投稿しますが、冒頭に載せた打ち上げ配信の途中で一度だけ流していますので、そこから観ようと思えば観れます。)

 

・自分の作品は先述のとおりフラットに完成したため、熱量とか戦意とかを褒められても正直ピンと来なかった。あまりにも自作を客観視しすぎて自分の熱を感じなかったのかもしれない。でも作中からそれらを感じてくれた方がたくさんいて、嬉しかった。僕が知らず知らずに熱を込めていたというよりは、「こういう作品にしたら皆、熱を感じてくれるだろう。」と更に一つ俯瞰的な自分が冷静に「熱を感じる作品」を作ったのではないかと分析している。なんだか寂しい話に聞こえるかもしれない。

 

・登壇して「殺し合いはやめましょうよ、命がもっだいない!(要約)」とコビーみたいなことを主張した。別にいいんですけど、僕を巻き込まないでほしい!これは切実です。無邪気に出展したいんだ、僕は。

 

解散

 

・今年はイベント当日より以前からずっと、あまりにも刃物changと縁深すぎた上、結果的に大トリ・トリ前という最高の形で、FRENZの終幕に二人で携わることが出来たのが嬉しかった。二人で記念撮影して(徹夜明けかつ湿気がすごくて髪の毛グッチャグチャだった)、あとあらゆる因縁を持つ84yenも交えて更に三人で記念撮影して、朝7時頃に帰宅した。

 

・翌日、打ち上げ配信を84yenと共に行ったら感想が止まらなくて4時間ずっと喋っちゃった。更にそこからアーカイブを4時間分見直したらもう朝で、仕事を休んで昼夜逆転も直らず今に至ります。助けてください。

 

総括と雑感

 

・今年はある種、FRENZに一区切り付ける意図、つまり「必ず毎年出展する必要はないよね」というフェーズに移行する意図で出展表明したつもりだった。でも、二日間過ごして、なんだかんだ逃れられない気配を感じている。熱に浮かされているんだと思う。そして熱に浮かされているうちに退路を断つために決意表明する人も毎年沢山いる。僕は、僕はやらんぞ。来年のことは来年考えます。

 

・なんやかんや明日出社して同じ部署の可愛い後輩とお話したらここまで述べてきた5500文字を全部ぶっ飛ばして「日常生活最高~~~~~!!!」となる気もするし、それでいい気もする。わからん。でも今は創作楽しいからもうちょっと色々作るよ。

 

 

二日間本当に楽しかったです。お疲れ様でした。