僕が小学生くらいの時に認識していた「手品・マジック」に対する解釈は、一見魔法のような出来事が目の前で繰り広げられているように見えるものの、実はそこにはタネ・仕掛けがあって、種明かししてもらったら「なーんだ!それだけのことだったのか~!」と感じて、魔法が解けてしまう。これが僕の認識していたマジック像でした。
でも最近、とある居酒屋で現代のマジックを目の当たりにした結果、その概念は覆りました。というのも、マジックのタネが人間離れした物理的なテクニックによって成立してるからなんですね。。。
例えばアンビシャスカードって技があって、よくある「真ん中に差し込んだはずのカードが一番上に上がってくる!」みたいなやつも色々なテクニックや応用があって、本当にすごい。基本形は「真ん中に入れたように見せかけて実は上から2番目に差し込む技術」と「1枚だけめくってるように見せかけて実は2枚同時にめくる技術」の組み合わせなんですけど、これを発展させた手業がもう本当に色々あってすごい。
ってことで、幼い頃の認識は「種明かし」っていうのは「実は糸で引っ張ってました~。笑」みたいな魔法が溶けちゃうネタバレでしかなかったんですけど、最近はもう種明かしされた後のほうが「そんなことやってたの!??」と驚いてしまう。
一流のマジシャンは種明かしされたほうがむしろ凄みを増すという発見でした。
おわり