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ほとんど更新しない備忘録ブログ

ファンタジースプリングスホテル宿泊レポート

夢のような体験だったので記憶が鮮明な内に思い出を綴ります。
また最大限に満喫するための攻略法的なポイントも最後に備忘しておきます。

 

一日目 宿泊前(ランド入園)

5:30 起床して身支度して出発
7:04 舞浜駅
7:27 荷物検査通過
8:45 開園
8:48 入園
8:50 Reach for the stars DPA取得 D-10

Reach for the starsDPA(有料席)をなんとか完売前に押さえたくて早起きしたわけですが、朝7時時点で保安検査の列がデッキに並んでおらず、存外空いていることに胸を撫で下ろしました。平日金曜日だったのが幸いしたのかもしれない。

日中の予定はこんな感じ。これ以外の合間はマークトウェイン号に乗ったり、5年ぶりにクリスマスバージョンとなったカントリーベア・シアターを鑑賞したり、遠目の席でクリストを観たりしました。

ところで、ザ・ダイヤモンドホースシューでS席を事前予約出来たのですが、まさかのS-1席でファンサの嵐を受けました。初めての経験でした…凄い席だ…

ほぼ全キャストがショーの途中でめちゃくちゃファンサしてくれて夢のようでした。視点が真横で「舞台袖で見てる」って感覚。ただただ舞台から近すぎて、ミッキー達を見に来てる観客席の方々から、僕の席がチラチラ視界に入ってノイズにならないか心配でした。

そして念願のDPAによるリーチ鑑賞ですが、本当に良かった… 上の写真は、周囲の邪魔にならないようカメラを低く構えたので人の姿が目立ちますが、目線の位置では遮るものが何も無くて大迫力! 何よりここに座ってる全員、前日に宿泊したり朝早くから開場待ちした同志達なのだと思うとなんかエモいし、そういう方々だからこそ全員の鑑賞マナーが本当に良くて鑑賞中も心地よい。素晴らしい体験でした…

余韻に浸りながらブルーバイユー・レストランで夕食。優雅すぎる…
上機嫌すぎて向かいに見えるカリブの海賊搭乗者へ無限に手を振っていた。

なんとここまで満喫しておきながらメインイベントのFSホテルはこれからです。

 

一日目 宿泊(ファンタジースプリングスホテル チェックイン)

リゾラでベイサイド・ステーション駅に下車するとFSホテルは目と鼻の先にあり、ディズニーシーへの専用エントランスも併設されていました。

明日はここからシーに入園するんだな…と思いを馳せながら入館。

チェックインして部屋の美しい内装を一通り堪能した後、再びホテル内を散策。

ホテル内からアレンデール城とネバーランドが見えるって、何事????

二日目 シー入園とファンタジースプリングスホテル滞在

宿泊者にはハッピーエントリーという、他のゲストより15分早くシーへインパ出来る特典があるため、チェックアウトはせずに一旦シーで遊んでからFSホテルへ戻る計画にしました。イルミネーションやブラックライトに照らされた夜のホテルは前日に堪能したため、今日は明るいFSホテルを存分に堪能したかったのです。

ラプンツェルランタンフェスティバルは定員16名のボート型ライドなのですが、ハッピーエントリーとファンタジースプリングスマジックのお陰で完全貸切ライドという非常にレアな体験が出来ました!

うしろの席にも誰もいないし、そのうしろのボートにも誰も乗ってない…!

ついでにファンタジースプリングスに最も近いエリアであるロストリバーデルタまで赴いて、朝イチの待ち時間なしレイジングスピリッツと、最速プライオリティパスによるインディジョーンズアドベンチャーを堪能した後、お昼前にFSホテルへ戻りました。

そして憧れていたものの事前予約が出来なかったグランパラディ・ラウンジの当日受付に成功し(詳細は後述)、めちゃくちゃ優雅な時間を過ごせました…

注文の前にアップルティーの試飲を頂きました!

昼食はザンビーニブラザーズリストランテのモバイルオーダーを注文済みだったのでドリンクのみ注文したのですが、この空間があまりにも優雅過ぎて急遽こちらで昼食も頂くことにしました。美味しかった…

クリスマスシーズンの装飾も美しかったです。

昨夜と同じ場所で景観を楽しむと、夜と昼で全く異なる印象で二度も新鮮さを味わえます。ファンタジースプリングスエリアに沢山の人が歩いているのも昨日と違うところですね。ちなみに、チェックアウト後でも宿泊証明書を提示することで終日ホテル内を歩くことができます。昼食を頂いた後は、再びシーで遊びました。

トイ・ストーリー・マニア!はいうほど得意ではないのですが、たまたま運良く1時間のベストに載ってラッキーでした。嬉しい!

それにしても一日目、二日目と雲一つない晴天でクリスマスシーズンなのに暖かく、気候に恵まれました…

ちなみに同行者が急遽用事で数時間ほど退園することになり、その間は単独行動していたのですが、一人での過ごし方が明らかに家族(小さいお子さん連れ)向けの「ザ・レオナルドチャレンジ」や「アリエルのプレイグラウンド」だったのは我ながら意味不明でした。鉄の心臓。ところで僕は一人ディズニーなんて全然余裕で楽しめちゃう部類の人間だと自負していたのですが、センター・オブ・ジ・アースにシングルライドするまでの待ち時間は突如寂しさに襲われて、僕の場合アトラクは一人だと楽しさ半減という学びを得ました。

まあ景観が良いから結局何時間でも居れるんですけどね…日が暮れてからのアレンデール城がまた美しいんですよね…

そして夕食は予約戦争に勝利したファンタジースプリングスレストランへ。

この頃には一日に享受しても良い幸せの閾値を振り切れてしまってる気がしました。

本当に凄まじい二日間だった… 以上が思い出の記録です。

以降はディズニーに実際行きたい方向けの備忘になるので読み飛ばしてください。

 

~攻略編~

ディズニーリゾートは非常に優雅で楽しい夢の場所なのですが、どうにも多方面から「攻略」というワードが頻出します。遊びに行くのに「攻略」とはいったい何なんだという話なのですが、実のところ昨今の舞浜は事前の下調べや効率的な行動によって当日の満喫具合が左右される側面がございます…悲しいけどこれは事実。今回僕が試して成功したポイントを備忘兼ねて共有します。

 

1.一泊分の荷物を預けるタイミング

今回のように「後泊」かつ「開園前に並ぶ」というケースの場合は一泊分の荷物を抱えているわけで、この大荷物をいつ預けるべきか?という問題が生じます。結論、私の場合は すべての荷物を持参したまま保安検査へ入場し、DPAやプライオリティパスを確保したら即退園してウェルカムセンターへ戻るという進行をしました。非効率は承知の上でも尚、先に荷物を預けたりコインロッカーを探したりするのは開園待ちの致命的なロスになると判断したためです。ただしスーツケースを持って入園は厳しいと思うので、はじめからリュック等で対応できるようにしておきました。

2.グランパラディ・ラウンジの当日受付方法

グランパラディ・ラウンジの予約は数分、数秒で埋まってしまう激戦区なのですが、こちらの動画(YouTube)にて当日受付の情報を入手していたので、前日中にキャストさんへ確認の上、実施してきました。なんと私の場合は当日列に誰一人として並んでおらず(なんで???)開店と同時に入ることができました。こればかりは本当に謎でした。当日枠の存在が知られていないのか…?

本来ならこの空間に長蛇の列が形成されるはずなのに… そして受付の方から「12時に入店をお約束できるので、時間になるまで是非ホテルを散策してきてください」とおっしゃっていただき、開店まではお昼のローズコート(中庭)を歩いたりしました。滞在時間の一分一秒を無駄にしたくなかったので大変ありがたい心遣いでした。

3.ファンタジースプリングスレストラン予約の必勝法

これは本当に裏技チックなのですが、予約サイト上で宿泊二日目の夕方のレストランは、予約開始日の翌日・朝9時から枠が追加されます。どうにもこの情報は公式からアナウンスされていないどころかネット上で検索してもほとんど出回っておらず、かなり余裕を持って予約できるので是非試してみてください。私は偶々読んだこちらの記事で知りました。半信半疑だったのですが再現性のある裏技でした!

4.ピーター・パンのネバーランドアドベンチャーをより楽しめる時間帯

本アトラクションを繰り返し体験している場合、朝早くよりも午後以降のほうが楽しめることに気づきました。その理由として、同乗者が初見の方々の場合、ライド中に驚きの歓声があがる可能性が高いからです。皆でキャーキャー騒ぎながら体験するピーターパンは楽しさ倍増ですが、午前中に乗車した際は初見の方々が少なく静かなライド体験になる確率が高かったです。一方で午後~夜更けになると初見の搭乗者と同席する可能性が高まり何度も初見の驚きを追体験できたので、是非参考にしてみてください。(室内なので景観は朝でも夜でも変わりません。また初ライドはどんなタイミングでも絶対に楽しめると思うので気にしなくて大丈夫です。)

 

以上です。

僕はディズニーリゾートで散在するために毎日頑張って仕事してるのかもしれない。

 

おわり

FRENZ 2024 全通しなかったレポ

こんにちは。ねがくずです。

2022年から毎年オフレポを書いていたので今年も書こうと思います。去年、一昨年の様子は以下リンク参照。手前味噌ながら備忘録としてよく書けていて助かってます。

で、今年なんですけど実は全通もしてないし、出展もしてないんですよね…これは僕にとって初めてのことです。今回どんな記事になるのか自分でもよくわかりませんが、書いていこうと思います。

 

一日目 昼の部

大阪に着きました。(???)

従姉妹の結婚式を翌日に控えており、前乗りしたんですね…

大阪駅には今月からグラングリーン大阪というバカでかい公園が出来まして、見知った大阪のビル街に突如芝生が広がっているのは非常に新鮮な光景でした。ただこの日はまだ暑かった… 小さい子供達が噴水で楽しそうに水浴びしていて、僕も普通に混ざりたかったです。公園で #FRENZ_JP のハッシュタグを開いたらちょうど始まる頃合いで、離れた地からFRENZ 2024の開催を見届けました。

 

一日目 夜の部

泊まったホテルがめっちゃ快適&広くてテンション上がりました。

なんかもう、この頃には #FRENZ_JPのハッシュタグも開かないようにしてました。なぜなら機能美pの新作のネタバレを踏みたくなかったから。同じ時間軸で機能美pの新作が上映されているにも関わらず、自分がその場に立ち会えていないという苦痛はなかなか耐え難いものがありました。

こんなクソツイートをしつつ、FRENZ 2024閉演から一週間以上経過した今も首を長くして待っている次第です。尚、御本人の情報によりますと以下の通り。

あっ・・・・・・(「修正後にweb公開」を11年待ってる作品もありまして…Clade over って言うんですけど…*1

 

二日目 夜の部

スケジュール的に問題なく参加できそうなのが二日目深夜の部だけだったので夜の部のチケット購入は見送っていたのですが、友人がたまたま二日目夜の部のチケットを1枚余らせてしまったとのことだったので「無駄になるくらいなら最後の部だけでも可能性ある自分が買い取ったほうがマシか」と判断し、譲渡いただきました。つまり僕は結婚式終了と同時に大阪から東京までFRENZ参加RTAが始まったわけです。

新宿でFRENZが開演した頃、僕は依然として大阪でご両家へのご挨拶やら着替えやら荷物整理を済ませているところ。全てを終えた後に大急ぎで新幹線に駆け乗ったのですが、結論を申せば品川駅に着いたタイミングで、一番の目当てだったmisokabochaさんの作品がトリで上映終了。これは心底メンタルに堪えました。もはや重い足取りでトボトボと新宿に向かい、ゲッソリとした顔つきの僕を覇王樹(さっき上映された直後)とmisokabochaさん(さっき上映された直後)が迎え入れてくれて、挙句の果てには何も悪くないmisokabochaさん御本人に「すみません…僕が謝るのもおかしいですけど…」と気を遣っていただく始末。

今、世の中には二種類の人間がいて、misokabochaさんの新作を観た人と、観てない人なんだなあ。そして僕は後者なんだな……と歌舞伎町で打ちひしがれていました。

 

二日目 深夜の部

僕のFRENZはここでようやく始まりました。相変わらず多彩な映像がたくさん流れて非常に有意義な時間となりました。

ただ、今年は既に見知った方から数名お声がけいただいた程度で、誰かに名刺をお渡しすることは一度もなく、閉演から程なくしてそそくさと帰路に着きました。相変わらず今年も二階席に引きこもって鑑賞していたので自業自得なのですが、交流の伴わないFRENZってこんなに味気ないんだな~と感じました。(もちろん作品群は大変素晴らしかったのでそれだけで十分なのですが、相対的な話です。)あと味気無さの話で言えば例年と比較して滞在時間75%カットなんだからそりゃそうだろ、というのもありますね。

 

その後

翌週末はMaker Faire Tokyo 2024の開催日だったので我らがmaxcaffy師匠の展示を見に行くために東京ビッグサイトへと足を運びました。相変わらず熱気に溢れた現場で、FRENZとはまた違った狂気と技術とユーモアと熱量の結集した場で大変刺激になりました。

面白かった出展としては「絶対に指定したところでルーレットを止められる、人生思い通りの人生ゲーム」とか「刺し身にタンポポを乗せるライン工場体験」とか「常に目的地の方向を矢印で指してくれるビニール傘」とかが良かったです。(いずれの出展も人の顔とか映り込みすぎてるので撮影した映像はお見せ出来ないんですけど、刺し身タンポポのやつとかはTwitter(X)でバズってたので探せばすぐに出てくると思います。)

一緒に行ったyama_koさんと覇王樹と帰りに飲み会をしてFRENZの話もちょっとしたんですけど、「今年ねがくずが出展しなかったことに対しての印象は、『おい、なんで出なかったんだよ!』という感じではなく『もうそんな年があってもいい頃合いだよね』という感じ(意訳)」的な話をされて、「そうそうそう!!」と思いました。

5年ほど前から、僕にとってのFRENZは昔のように魂を削って渾身の一作を持ち寄る戦場のような場ではなくなってるんですよね(詳しくは2023レポの記事で語ってます)。理由としては、既にあの場においてやりたいことや達成したい目標は全てやり尽くしてることだったり、単に興味の幅が映像に留まらずどんどん拡大していってて他にも夢中になりたい趣味が多いことだったりが挙げられます。ただ少なくともこれは僕自身にとって悲観的な変化では全くなく、肩の力が抜けたくらいに考えています。そうは言ってもせめて、来年は出るにせよ出ないにせよ全ての部へ遊びに行きたいですね。

 

というわけで長くなりましたが以上です。(8割くらいFRENZに無関係の話だったような????)

*1:マジでどうでもいい豆知識なんだけど、機能美pはトリに上映されるとweb公開されないというジンクスがあり、先述の「Clade over」(2013年2夜トリ)に加えて「この場で出来るVR体験デモンストレーション」(2016年1夜トリ)、「王と仕立屋」(2018年2深夜トリ)も公開が待たれている。

映画感想:カラフル

カラフル(2010)

森絵都先生の原作「カラフル」は当時高校生だった頃に読んで大変感銘を受けた小説ですが、大人になってから最近読み直した流れから遅まきながら映画版をアマプラで鑑賞しました。結論としては残念ながら僕には全く合わず、原作の良い部分がことごとく省かれ、意図のよくわからないシーンばかりが追加された印象でした。

例えば家族が真に美術の高校を勧めるシーンや晶子がお見舞いにきたシーンなど、原作では多層的な意味合いを持っていたはずの場面がいずれも陳腐化しているし、ラストのオチにあたるシークエンスに至っては一番大事なトリガーとなる部分を何故省いたのか皆目検討がつきません。(こういう話をすると本当にキリがない。)

とはいえ映像化にあたって多少の改変や省略は当然のことであり、「監督が抽出しようと考えた原作のエッセンス」と「僕が大切に感じていた原作のエッセンス」が、ただただ致命的に食い違っていたというお話だと認識しています。駄作と断じるつもりは毛頭ありませんが、僕の好きな「カラフル」が此処にはなかったというのは事実でした。

映画感想:イコライザー THE FINAL

イコライザー THE FINAL(2023)

イコライザーは1を2014年に、2を2018年にそれぞれ映画館で鑑賞したのですが、3は映画館に行かず仕舞いだったので遅ればせながらアマプラで鑑賞しました。めちゃくちゃ良かったです!

映画ライターであるギンティ小林さんの言葉を借りると、本作は「舐めてた相手が実は殺人マシーンでしたモノ」の言わばジャンル映画なのですが、明快な勧善懲悪に加えて、主人公ロバート・マッコールに悪役がボコボコにされながら狼狽していく様が我々の溜飲をこれでもかと下げてくれて非常に爽快!

正直、2作目は主人公の無双を楽しむというよりはサスペンス的な要素も含まれており僕がイコライザーシリーズに求めていたものと少しばかりズレていたのですが、3作目は「そうそう!これを食べに来たのよ!わかってるじゃないの大将!」と言いたくなる程これでもかと【一番美味しい部分】をフルコースで振る舞ってくれてニッコニコでした。

最高の三部作でした!

鈴谷アキくんの卒業発表を受けて

にじさんじ所属バーチャルライバー、鈴谷アキくんの卒業が正式に発表された。

アキくんと出会ったのは遡ること6年前、2018年の春。誰よりもリスナーとの対話を重んじていて、まるで僕たちの隣にそっと寄り添ってくれているかのような彼の配信スタイルは唯一無二であり、すっかり虜になるまで時間はかからなかった。(今だから正直に白状出来るが、初期の頃は彼にコメントを拾ってもらいたい一心で、いかにユーモア溢れるコメントが出来るか頭を捻っていた時期もあった。承認欲求に塗れた害悪リスナーと化す前に自制してROM専へシフト出来たのは幸いだった。)

アキくんへの「好き」の気持ちを創作活動に還元出来たからこそ、今の自分が存在していると強く感じる。僕は創作そのものに楽しさを見出すことがまずないので、創作という手段を続けるには何らか動機を必要とするが、この6年間でいかにアキくんが僕の原動力になってくれていたのかは計り知れない。

アキくんに対して抱いている好意にはあらゆる側面が含まれているけれど、やはり最たる気持ちとしては感謝に他ならない。アキくんと出会ってから僕は、自分ひとりでは決して目にすることが出来なかった景色をたくさん見せてもらうことが出来た。

それは「flos」のMVをお披露目した際の確かな手応えであったり、それは「Henceforth」のMV制作中に嗅いだ夏の匂いであったり、それは「女の子になりたい」のMVを制作した際のDiscordでyu-yaさんや栗山さんと交互に行った作業配信のワクワクであったり、それはまるで大人になってから全力で挑む文化祭のような、かけがえのない思い出づくりのような、少し遅めの青春のような、楽しい楽しい日々だった。

初めて卒業の話を伺った際、「そんなの嫌だ!ずっとアキくんに居てほしい!」と喚く度胸もなければ、かといって「残念だけどアキくんが決めたことなら僕は応援します」と決断を肯定する潔さも持ち合わせていなかった。結果、うんともすんとも、本当に何も言えなかった。それはこの記事を書いている今も変わらない。

別れを偲ぶこともない、新たな門出を祝うこともない、ただただ最後まで感謝を述べるだけの記事にさせてください。拙作ラットが死んだを大好きって言ってくれてありがとう。僕の作ったアキニウム光線を毎日長い間使い続けてくれてありがとう。フィンおじのチャンネル20,000人記念の時は配信に駆けつけてくれてありがとう。たくさんMV制作を依頼してくれて、僕に応援の手段をくれてありがとう。毎日の配信で荒んだ日々に彩りと癒やしをくれてありがとう。色んな景色を見せてくれてありがとう。鈴谷アキとして生まれてきてくれてありがとう。

 

 

ニート期間中

キャリアアップのために転職を試みまして、現職との退職交渉や引き継ぎも済ませて今は溜まり散らかしていた有給休暇を消化中です。これに伴い約2ヶ月間ほどニートのような生活を送れることになりました。(転職活動の詳細な記事はこちらに。)

ぐうたらな生活で日々が潰れていくかと思いきや、毎日が充実していて輝いていて最高の日々を送っています。具体的には、行動のフットワークが圧倒的に軽くなりました。例えば、雑誌やネットの記事で目についた美味しそうな料理店や観光地など働きながらだと「興味はあるけど行くほどでもないかな」と思って結局行かないような場所に即断即決で全然行けてしまう。

土日祝しか休みがないと、旅行やレジャー以外に真の意味で身体を休めるための休息日も必要だし、常に休日予算(造語)がカツカツなので「貴重な土日のうち片方を潰してまで行くほどのことか?」と考えると腰が重くなる。しかし今の立場であれば明日起きても明後日起きても明々後日起きても休みなわけだから、「じゃあ、ちょっくら行ってみますか」となるわけですね。

ということで、2ヶ月も休んでたらいい加減やることなくなって退屈になるかと思いきや全然そんなことないです。今のうちに行きたい場所、会いたい人、やりたいことなど全部やってしまおうと思ってます。なんという全能感。今の僕は最強だ。

 

(クソ日記)最近のマジックすごい

僕が小学生くらいの時に認識していた「手品・マジック」に対する解釈は、一見魔法のような出来事が目の前で繰り広げられているように見えるものの、実はそこにはタネ・仕掛けがあって、種明かししてもらったら「なーんだ!それだけのことだったのか~!」と感じて、魔法が解けてしまう。これが僕の認識していたマジック像でした。

でも最近、とある居酒屋で現代のマジックを目の当たりにした結果、その概念は覆りました。というのも、マジックのタネが人間離れした物理的なテクニックによって成立してるからなんですね。。。

例えばアンビシャスカードって技があって、よくある「真ん中に差し込んだはずのカードが一番上に上がってくる!」みたいなやつも色々なテクニックや応用があって、本当にすごい。基本形は「真ん中に入れたように見せかけて実は上から2番目に差し込む技術」と「1枚だけめくってるように見せかけて実は2枚同時にめくる技術」の組み合わせなんですけど、これを発展させた手業がもう本当に色々あってすごい。

ってことで、幼い頃の認識は「種明かし」っていうのは「実は糸で引っ張ってました~。笑」みたいな魔法が溶けちゃうネタバレでしかなかったんですけど、最近はもう種明かしされた後のほうが「そんなことやってたの!??」と驚いてしまう。

一流のマジシャンは種明かしされたほうがむしろ凄みを増すという発見でした。

おわり